私の空を這いずる記

【読書記録】天化三姉弟が再び事件に挑む!『天化爛漫』

『天化爛漫』

ヤマダマコト∥著
2019年7月31日 読了

 

あらすじ

天化の力で人の心を操る秘術を受け継ぐ天化天朝流一家(姉弟)が、新潟県南浦原郡田上町を舞台に、次々と起こる変死事件に挑む物語。

『金色天化』の続編。

 

ざっくり感想

前作(第一作目)に続き、新たに起こった変死事件を、卜部三姉弟が警察と協力しつつ解決してゆくお話。

前作の感想はこちら。

www.sorahaizuru.work

 

天化シリーズは新潟県を舞台に描かれていて、今回は新潟県南浦原郡田上町の護摩堂山で起こる変死事件と長姉の同級生で警察官の高岡颯斗の失踪した姉の事件が関係し、絡み合っていきます。

前作を読んでいなくても読めると書かれていましたが、本文の所々に前作に関係する人物名や内容が出てくるので、前作の知識ゼロでストレスなく読み進めるのは難しいかな、と思いました。

 

今回は初めから三姉弟勢揃い。

よってシスコン度上昇。

ただ、前作程のスピード感、意外性、「天化」との深い関係性が感じられなくて、物語としてはイマイチに感じられます。

この人物とこの人物が実は関りがあって――とか、あの時の場面はこの人物に繋がるんだろうな――とか、読んでで予想が出来てしまいます。

ハラハラドキドキする場面は、正直少ないと思いました。

 

尚、前作同様さくさくと読めるお話なのですが、前作がライトノベル風だったのに、今作はちょっと大人向けな描写がぐんと増えています。なのに軽いから、読後の満足感はもの足りなく感じます。

特に終わり方がスッキリしないのです。

うーん、こんなにモヤッとするミステリー小説は嫌だ~。

 

前作と変わらないのは、弟・航による姉二人へのシスコン描写と、美人・イケメンの登場率が高いというところですね。笑。

 

新潟県民や地元民は知った地名等が出てくるので、読んで楽しいと思います。

 

 

ヤマダマコト∥著

 

 

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